作戦はこうよ………

あなたのブレンド(能力)は、血液の支配。

そのまま打ち続けてもダメ。

まず、あなたは血液を注ぎ入れ建物の一部と一体化する……。

私が攻撃を加えると同時に、
剥ぎ取る。

壊すのではない……あなたの部分を剥ぎ取るのよ。

ビシッ!ビシ………!

「くっそ……テキトーな説明しやがって……」

「剥ぎ取るか………なるほどな」

ミヅキは、壁のスキマから自身の血液を、流し込みはじめた。

「……死ぬなよ……二人とも」





「はぁ……はぁ……」

<ダストの気配が消えない……? >

<かなりのDast(ダスト)を吸収したけど、僕の意識が薄れない……>

<どうなってる? どうやってこんなにもの人や動物を操れるんだ……? >

はぁ……はぁ…

レヴィンは、出血で薄れる意識の中、違和感の正体に気がついた。

<ここは……この建物自体がダーザインなのか?>

<だとすると……ここは奴の体内………>

<抵抗すれば、するほど…… >

<より……強力なダーザインが…… >

例えば、身体に異物が混入した場合、咳やクシャミなどで排斥する。

内部に残ったものは、消化分解する。

分解が難しいものであれば、つよい酸や抗体をつかう。

レヴィンの答は、正しかった。

だが、それは絶望を裏付けるものになってしまった。

「f………逃げろ…」

壁の奥から産み出されたもの………それは、犬と、人を不器用に混ぜ合わせた目を背けたくなるような、巨大なケモノだった。





ミヅキの干渉により、建物は迷宮化の能力が封じられた……。

カラダを大きくしすぎた事で感覚と反応が遅れる。

建物の何処かに潜む本体に気づかれる前に、ミヅキの支配部分を一気に拡げた。

「サヨ!」

「今だ!!!!!!!」

ミヅキが叫ぶ!

「……準備はいいみたいね」

遥か上空に舞い上がったサヨが一気に下降する。

「いくよ!! メフィスト!!」

メフィストと呼ばれた犬は、漆黒の隕石のように、建物の屋上に体当たりした。

バゴン!

建物が衝撃に震える。

「うおぉぉらあぁぁぁら!」

瞬間、ミヅキが自身と一体となった壁面を一気に剥がす。

肉が引きちぎれる感覚が、全身を駆け巡ったが、ミヅキは止めようとしない。

バ! ギィ! ン!!!

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