昨年、2020年12月24日、作家の安野光雅さんが94歳でおなくなりになられた。
安野光雅さんといえば、
楽しく「あいうえお」を学べる

よくみると、動物がかくれて見える

旅情の描写が美しい

などなど世代を超えて愛される作品を
世に送りだした方であるが……。
ある時、親戚が倒れ、救急病院に担ぎ込んだときの待合室で、たまたま手に取った絵本がこれ

安野さんが、唯一自身のために
描いたという絵本……。
読み終わったとき、立っていられなかった……
世界が覆ったのかと思う程の衝撃。
美しい世界の、
純粋な想いの、
必死の努力の、
必然で、
悲痛なる結末。
これは、作者自身の物語……彼の魂は、救われただろうか……。
クリスマスイヴの奇跡を信じたくなった。
御冥福をお祈りいたします。