漫画として完成度が最高なコミックなら、「魍魎戦記MADARA赤」がオススメ
魍魎戦記MADARAは、大塚英志 原作・監修の長編ストーリー。
『魍魎戦記MADARAシリーズ』
(以下、MADARAシリーズと略記)は、
様々なメディアで展開される
108編の物語により構成される
膨大な作品群で、基となる
「始まりの大陸」での物語と、
メインとなるキャラクター達が転生した
様々な時代の物語からなる。
全ての物語が語られているわけではなく、
未完のものが多い。
by wikipedia
初期の作品は、手塚治虫の「どろろ」をモチーフにしたストーリーから始まる。
このときの漫画『摩陀羅壱』の作画担当 田島昭宇 がデビュー作にも関わらず、神がかった才能を炸裂。
当時、厚塗りや、セル画塗りが流行っていた時代に、薄塗りで輪郭のインクすら滲ませる手法を開発。
繊細で衝撃的な構図、透明感とロックの融合。カリスマ的人気のシリーズとなった。

そのシリーズの多くは、残念ながら、未完のままである。
その中で、「MADARA赤」は無事完結しており、大塚=田島=MADARAの世界観が完璧にリンクした作品であろう。
ストーリー
マダラは、ミロクに致命傷を与えたが、
転生ゲートに逃げ込まれてしまう。
決着を着けるべくマダラは、
ミロクを追い閉じかけたゲートをくぐる。
マダラと共に国造りを心に誓っていた
聖神邪(セイシンジャ)は、
マダラに巡り合うために、転生ゲートを
探す旅に出た。
聖神邪は、本名『ゲド・ユダヤ』
と名乗り旅を重ね世界をまわり、
赤い砂漠の拡がる国にたどり着いた。
そして、マダラにそっくりの
顔をした少年 ムー に巡り合う……
