
インパルスのシルエットバリエーションの一つ「デスティニーインパルス」の延長線上として開発された機体。同機がインパルスの持つ三つのシルエット(フォース、ソード、ブラスト)を統合した結果、稼働時間に支障を来したことから、コンセプトナンバーにおいて欠番となっていた完全新規設計のX40系列機体に装備類を統合して開発された。
当時のザフト機体における最新鋭技術が惜しみなく投入され、ハイパーデュートリオンによるエネルギー系統の強化、ヴォワチュール・リュミエールを転用した新型スラスター、ストライクフリーダムの原型となる量産型フリーダム開発の折に考案されたフェイズシフト装甲製フレームなど、CE73年以降の「ガンダムタイプ」MSで主流となっていた、量産性度外視のカスタムメイド機として完成している。
また、当初はシン・アスカ搭乗機のみのワンオフ機になる予定だった(本編のギルバート・デュランダルの会話より)が、当時ザフトで検討されていた精鋭部隊「コンクルーダーズ」の専用機としての導入も加味されていたため、シン専用機のほかにも生産機が存在した。その総生産機数は不明。
