DELTA PLUS

概要

アナハイム・エレクトロニクス社が開発した地球連邦軍の試作型モビルスーツ。百式の原型機であるデルタガンダムの量産試作機でウェイブライダー 形態への可変機構を搭載しており、マルチロールファイター(多用途戦闘機)として高い空戦能力を持つ。重力下での飛行や単独での大気圏突入も可能で、あらゆる戦場で問題なく運用できる。また、想定外の運用方法ではあるが、ウェイブライダー形態時には高い推力を活かしてサブ・フライト・システムとしても運用可能。百式系のモビルスーツではあるが、特徴とされている金色の塗装は施されず、グレーを基調とするシンプルなものとなっている。

徹底的な軽量化とフレキシブル・バインダーによる空力制御による機動性はなかなかのもので、その運用性の柔軟さはZガンダム以上とされている。しかし、本機は試作段階の域を出ておらず、可変機故の構造の脆弱性と複雑化を招いており、整備・メンテナンスが困難であった。さらに宇宙世紀0096年当時の連邦主力量産機との互換性もないため、編成を外されて保管されていたが、袖付きとの交戦により消耗したネェル・アーガマの戦力補填としてイレギュラーに実戦配備されリディ・マーセナスの搭乗機となった。

機体

非変形タイプの百式改系列の量産機とは異なり、設計をδ計画(デルタ計画)案本来の可変タイプ(デルタガンダム)まで差し戻し、量産を前提に再設計した増加試作機である。これは、デルタガンダムは計画当初にムーバブルフレームの強度面の問題を解決できず、結果として可変機としての完成を断念した。その開発資材を利用する形で非可変タイプの百式として建造され陽の目を見たが、その後にグリプス戦役、ハマーン戦争、シャアの反乱といった大規模戦争によってZ系列で培われたTMS技術をフィードバックさせることにより、およそ10年を経て初志を実現し完成させた機体である。

ウェブライダー

デルタガンダムと同様に巡航形態(ウェイブライダー)への変形が可能となっている。この巡航形態では単独での大気圏突入と1G重力下での飛行が可能である。同様の可変機構を持つZガンダム同様、ウェイブライダー形態時には他のMSを背面に搭載して、SFSのような運用も可能となっている。

改造

フロントデザインを航空機風に加工
WR ウェブライダー
脚部のピストンをクリアパーツに変更。ビームサーベルのエネルギーを脚部に変換して、加速を増す設計になっている。

本作品は、下商品の「 MG 1/ 100 デルタプラス」を着色、改造したものです。