「……なんだか気味悪いよね」

「怖いなら帰れ」

「いやだよ……」

「でも……」

「人が住んでる感じはしないよね」

依頼はごく簡単なもののはずだった……。

マンションに狂暴な野犬が住み着き、
中に住人が取り残された。

問題は
この街の野犬には
ダストを取り込んでいる場合がある……。

つまり、ダーザイン(死なない)の獣……。

ダーザインを死なせる事ができるのは、
その血に侵入できるミヅキだけ……。

家族を救出して欲しいとの
依頼をレヴィンは受けた。

「……それにしても暗すぎる」

「いや………この建物は、
ダストが濃すぎる…」

「見ろ……俺が握っているのに
結晶が紅くなっている
………こんな現象は初めてだ」

<ダーザイン(Dasein)の犬が住み着いたからといって、建物内のダスト(Dast)濃度が上がる……?>

一階のそれぞれの部屋に、住人はおらず行方不明………。

<いや……そんなこと…… >

中には食事の途中かの様な状態の部屋もあった………。

<気配が拡散している……>

二階の部屋も同様………。
避難しているのか?

< いや……むしろ、
気配の中に入り込んだ感覚…… >

三階も異常はない………人がいない以外は。

「……? あれ?」

「どうした?」

「今、三階から上がってきた
はずなのに、
二階ってかいてある」

最後尾にいたミヅキが、階段の踊り場から叫ぶ。

その腕には、奇怪な物がかぶりついている

「逃げろ  」

「うォォおおおお! 」

壁に次々と犬が湧き出、
ミヅキを襲う。

(量が多すぎる)

「お前ら、建物から出ろ!」

「真理化する! 」

アレーテウェイン!

「ぅおぉぉらぁ!」

ドッ

ミヅキの拳は一気に壁にめり込んだ。

「……!?」

ミヅキが違和感を感じた瞬間っ。

ベッ!!

「………な…?」

一瞬にして、ミヅキは建物の外に弾き飛ばされた。

【AZURELYTONE第二部 002へ】



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